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究極ラジエーター

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ついに完成でつね♪

JZX90 ツアラーV

オールアルミワイド2層ラジエーター
RRスペック トリプルターン仕様


 

前回、前久回のブログの通り、バッチリ冷えました。

ラジエーター仕様

・オールアルミワイドチューブ2層
 (コア厚53mm仕様)
・純正サイズよりもギリギリいっぱいまでコアサイズを大容量化
・トリプルターン構造
・水流速コントロールシステム搭載


サイドタンクのトリプルターン化成功により、
エア抜きタンク無しでも十分な冷却性能を発揮!


通常、縦流れのトリプルターンでは、エア抜きタンクを装着しないと
十分な冷却性能が発揮されません。
(複雑な構造になればなるほどエア噛みの問題が出ます)


それと・・・

ラジエーターを入れれば冷えると思っている人がたくさんいますが、
それは間違いだと思います。

大容量のラジエーターを入れれば入れるほど、その容量に合わした
セットアップがアルミコアラジエーターの特性上必要になります

アルミコアは、大変優れた放熱性能を発揮しますが、
その反面、熱の吸収力もスゴイ。

デカイラジエーターを入れれば、入れるほど
エンジンルームの熱も吸収してしまう・・・

よくアルミラジエーター入れたが、あまり冷えないという人の
原因は、ほとんどがそれです。


あくまでも水温が上がりきる前に効率的に水を回す!

水温が上がりきってから、いくら冷やそうとしてもラジエーター自体が
熱溜まりになってしまい満足な冷却性能が出ない・・・

そのためには、まずはローテンプサーモスタット。

それも特許バルブを採用したタイプをお勧めします。

バルブ開閉時の水の流量が安定し、水温が安定します。
(WRCマシン/ルマン24時間のレースマシンにも採用)
今流行りの大口径サーモではありません。。。あしからず

これは日本の会社の特許技術です。



組み付け時の注意点は?

まずファンシュラウド/電動ファンのカバーとラジエーターコアとの間に隙間がないか?

隙間があっては、せっかくファンで風を引いても、隙間からばっかり引いてしまい
肝心のラジエーターコアから風がきません。



間違った知識?

よく大容量のラジエーターを入れたら、クーラントは純正で十分?
という方がいますが、それは違うと思います。

容量が大きくなったり、ターン化させたレースマシンと同じスペックのラジエーターの
場合、水の取りまわしが複雑なため、ウォーターポンプ自体に負担がかかります。

そのため、ウォーターポンプの負担が増える分、
キャビテーションが起きやすくなります。

こうなると純正クーラントでは性能不足!

やはりキャビテーションの起きにくいスポーツクーラントが必要。


水温が上がる理由としてはキャビテーションはかなりの原因となります。


特にドリフトなどで、アクセルを煽る場合、
キャビテーションばっかり(笑)


クーラントとウォーターポンププーリーでキャビテーション対策と
水流速のコントロールが必要。

うちのラジエーターには、水流速コントロールシステムを使って、
ラジエーター自体の冷却水の流れるスピードをコントロールしています。

がしかし、ウォーターポンプ自体でキャビテーションが起きてしまっていては、
いくらラジエーターで流速を落としても無理な話(笑)



あと一言いえるのは。。。

水温を下げるには?

とにかく風が入るバンパー/ボディー構造
そして、風が抜ける構造。

いくらよく冷えるラジエーターを入れても、
肝心の風が入ってこない
エンジンルームの熱が逃げる場所がない。

こんな状態では、ただ単なるラジエーターが熱溜まりになるだけで冷えません。
ボンネット抱くとも効果的!

うちではアンダーカバーで熱を逃がす加工もしています。
(特にミニサーキットやドリフト)

上記のことをきちんとクリアできれば、バッチリ冷えます!

後はラジエーターの性能勝負でつね(ニヤリ)


裏技

ミニサーキットや、ドリフトなどで、積極的に走行風が取り入れられない場合は、
電動ファンコントローラーで低い温度から冷やすのが効果的!


高回転を多様する場合、ラジエーターロアホースがウォーターポンプの
吸う力でホースがつぶれてしまい、水が回らなくなってしまいます。

こういう場合は、強化ラジエーターロアホースですね。

ただしシリコン系のホースは、冷えていると硬いですが、
熱が入ると柔らかくなるので、お勧めしません。
ファッション向けですね(笑)

強化ホースの設定のない車種でも、簡単に強化ホースを作ることは可能です。
今回のJZX90もロアホース加工していますし、
先日作ったメーカーワークスのラジエーター装着時にも、ロアホースを
強化に加工しています。



特にオールアルミエンジンは、水温上げると致命的です。
エンジン耐久性/パワーが・・・
(ちなみに1Jはスチールブロック)





ちなみに同じJZX90で、
某メーカーHPによる水温を変化させたシャシダイテストでは、
熱ダレによるパワーダウンを報告しています。

275PS→220PSまでパワーダウン・・・

熱ダレで55PSダウンしています。。。
(多分、エンジン保護のための純正CPUの温水温補正が入っていると思いますが)

皆さんも水温に敏感になってくださいね。


逆の発想をすれば、水温を下げるだけで、
パワーもレスポンスもアップして、なおかつ耐久性も上がる!

非常に効果的でデメリットの少ないチューニングです。

むやみやたらにブースト上げるだけがチューニングではないって感じでしょうか♪

 

 

~みんカラ復活Blog~