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☆ タイヤの使い方といえば。。。 タイヤ続編 ☆




うちのタイムアタックマシンの大定番のR1R

RCカーまで採用されております(大笑)


このタイヤと他のタイヤで比べる人が多いのですが、

このタイヤは草レースのラジアルでは使用禁止のとこがあるぐらいに
すんごいタイヤなんですね。

要はラジアルパターンのSタイヤみたいなヤツ。

なので禁止されるレースも多いのですが、



でも・・・実は海外では当たり前なこと。

スーパースポーツなどの外車のスポーツカーに装着されているタイヤは、
ほとんどがSコンパウンドに近いラジアルタイヤ。

なので、通常の市販ラジアルとはセッティングが全く変わってきます。


通常のラジアルから変えて、逆にタイムが遅くなったていう話もざら(笑)

あくまで、そのタイヤの使い方を学んで、それに合わしてセットアップしないと!


うちのお客さんでも見よう見真似で・・・
よそでR1Rを買ってきた人もいますが、全くキチンと使えずに逆にタイムダウン(爆)


うちで販売したR1Rではキチンとセットアップをお伝えしております。


出来れば・・・
タイヤの内圧、対地キャンバーなどのセットアップをキチンと教えてくれるタイヤ屋さんがいいですよ。

車重に合わした内圧のセットなど・・・

街乗りとサーキットでは適正内圧が違うんです。


また4輪アライメントテスターの結果を鵜呑みにしないとこ。
あくまでも車は止まっている状態と走っている状態では全く違う(笑)

うちも出来れば定盤の上で測定したいし。。。ニヤリ

これについてはお店で詳しく(爆)


レースで自分が乗らせてもらっているフォーミュラーも、
うちの店でアライメントとっていますしね♪
(まぁ~フォーミュラーは普通アライメントテスターには載せられないし・・・)

フォーミュラーで思い出したけど。。。
ダンロップゲージ頂ける話はいずこに???(爆)



なんで、こんな話になるのかというと???

ここ近年のタイヤ開発競争は激化!

とにかくタイヤ性能は上がっています。


これに合わして、足のセットアップもタイヤに合わしていかなければならない。

サーキットアタック時の温間の内圧セットアップ


実は今市販されているタイヤの種類では、
アタック時の丸秘内圧が、実はタイヤ銘柄によって

1キロちかくも差があるんです!

分かります? エアー1キロの差ですよ!

内圧で1キロもタイヤによって変わってくる時代なんですね。

そうなると、同じセットアップでは足回りが追いつきません(笑)



昔は、似たりよったりで車重とタイヤ温度で合わしていたぐらいなのに。。。

それぐらいにタイヤが進化しているんですね。



ちなみにアタック1周だけであれば・・・
R1Rよりもタイムが出るタイヤがあります。

これは普通に市販されていますが、公にはほとんどされておりません。
ほとんどの方が気がついていない???   (もちろん純正装着タイヤでもありません)


それはなぜか???

ケース剛性が高すぎて、普通の足回りのセットアップでは使い切れない。

過重移動が難しくてプロレーサー向けなんですね。


なので、うちでは、このタイヤはあまり薦めていません。

このタイヤが、本当に使えるようにセットアップすれば、
タイヤの耐久性も最高ですが、ボディーが持たなくなるでしょう。

なので、うちではR1Rぐらいがベストかな。。。




内緒話。。。

よく雑誌取材やタイムアタックでとんでもないタイム出しているSHOPさんが
使っているタイヤがありますよね。。。

あれってほとんどが実は市販されていないタイヤです。
俗言うスペコン??? Sタイヤでもラジアルでも。。。

新品なのに浅溝だったり、コンパウンドがやけに柔らかかったり(笑)

こういうタイヤでチューニングカーが勝負しても面白くありましぇん。

だって、主役の一般のお客様が買えないタイヤですよ。

レースの世界で使うのは、もちろんありだと思います。


ただねぇ~

ナンバー付きの一般ユーザーを対象としている雑誌やSHOPさんで、
お客さんに販売できないものでタイムが出たと宣伝されてもね。。。

本末転倒ですよね。。。

だからチューンドカーのバトルが面白くなくなるんです。



おいらの気持ちの中では、540SのSコンが一番好きなタイヤでした。

タイヤのグリップ/耐久性/コントロール性

このタイヤは本当にユーザーの立場を考えたタイヤ。

なのに。。。この後から出るタイヤは・・・(笑)





話戻って。。。

まずは使うタイヤの特性に合わしてセットアップ。

そして走りこんで、実際のタイヤの磨耗状態に合わして
細かくアライメント/減衰/内圧の調整。

足回りって、ほんと地味な作業ですね。。。Orz


それと最近は。。。

タイヤのグリップが上がって、LSDのイニシャルもドンドン落ちています。

なので、1Gから0Gの間のショックのストローク/スプリングの伸び具合で
キチンとトラクションをかけてあげて、なるべく引きづらない足のセットアップですね。

本当は、このショックストロークを出すときは、
コーナーウェイトゲージで1輪過重を出して、実際に1Gからの伸び側にストロークが何ミリ必要か?

それによってバネレートが決まるんですね。

本来、バネレートで固い/柔らかいだけで決めるのではないんですね。


よくバネレートを上げると乗り心地が悪くなるという意見がありますが、

確かにノーマルの3キロぐらいの荒巻レートと12キロの直巻きレートでは、違いが出ますか

車高調のようなバネレートでは乗り心地は、
バネレートではなくショックの性能で決まります

俗に言う高級車高調で乗り心地がいいですよね。
40~60万ぐらいする車高調。

それはショック性能がいいんですね。

なので、これに近づけるために日々努力です(笑)
20万クラスの車高調で♪


スプリングのレート、スプリングの特性で非常に乗りやすくセットアップすることも可能。

ショックは、コーナー侵入時にいかにロールするスピードを調整するか?
コーナーの大きさによってロールスピードは変わってきます。

そして過重が抜けた後のスプリングの戻ろうとする反発力をいかに抑えるか???

抑えすぎるとピーキーになるし、抑えないと安定しなくなる・・・

相反するものを安定させるという仕事ですね。


いやはや・・・

続編書いていたらまたもや・・・朝の4時が過ぎました(大笑)