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ネット乱売状態の。。。ローテンプサーモ

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独り言。。。

勝手な独り言というか

悲しいこの業界の状態。。。


うちが、なぜ特許取得ローテンプサーモ(NTCL)を使うのか???

よくサーモ変えても、あまり変わらないっていう人がいます。

そういう人が付けたサーモは、ほとんどが大手メーカー製


うちもテストしました。

たとえば大手さんの68℃設定や71℃設定
うちの68℃の特許タイプと比べてみると、
平均水温がかなり高い。


実質的にはあまり冷えていないような感じ。
冷えなければ、当たり前ですが効果は出ない。

それでいて、この普通タイプのサーモは、
一定の巡航などをするとスルスルと冷えてしまう。

冷えるならいいだけど、バルブの開閉の度に水温のハンチングが大きい。

要は水温が安定しない。

この欠点を補ったのが、特許取得サーモ。

だから、キチンとした水温設定で、水温が安定してくれる。
(電動ファンの条件によっても変わってきます)

うちでも大手サーモ装着して冷えないから、特許取得サーモに変える人も多い。

今ネットで格安乱売されているローテンプサーモは、すべて特許バルブ無し。
これだと、性能が低いので結果、売れずにネットで在庫処分の乱売になる。
(このメーカーも昔は特許サーモだったのに。。。コスト問題で普通のサーモに)


特許取得のサーモ自体は現にWRCマシンやルマン24時間マシンなど

超過酷な環境下で実際に使われている。


それだけスゴイ特許なのだが、国際特許のために
他のメーカーは、その機構が使えない。

皮肉なもんでつ。。。


そしてSHOPさんも。。。

現車合わせしてCPUをセッティングしているところも、
ローテンプサーモなどの場合のセッティングができないところが多いのが現実。

一番パワーの出るおいしい領域で、キチンとセッティングができないのであれば、
それは、厳密に言えば現車合わせセッティングとはいえないだろう。
(予算の関係もあるから仕方ないところ)

冷間時の補正から水温が上がっていって、
一番おいしい水温域での詰めたパワーセッティング。

そして水温が上がっていくと、今度はエンジンを守るための
温水温補正による燃料補正。

燃焼室が適度な温度で冷却されていれば、
耐ノック性能も上がるので、点火も詰められる。

これだけでもかなり馬力に差が出る。

ましてヘッドの温度が低ければ、その分気体容積の性質で吸入量が多くなる。

最近の新車のエンジンでは、ちょっとでも吸気温度を下げるために、
サージタンクをプラスチック化してみたり、

ヘッドとサージタンクの間に、熱を通しにくいガスケットを使ったり、

オープンジャケットのアルミブロックを均等に冷やすために、
水穴にスペーサーを入れてみたり←これも特許でつ。
(温度を均等にして熱によるアルミの歪を最小限にするのが狙い)

アイデア(特許)満載状態。

しっかりメーカーも考えているんですよ。


ロングリーチのプラグもそう。

プラグの熱をとにかく早く逃がす、
プラグのアース性能を上げるために、わざとネジ部分がロング設計。

これは昔のF1のプラグが元かな。


結局、エンジンは何をするのも厄介者にされるのが温度。

だからとにかく冷やしたい。
冷やすことによって、設計からずれる熱膨張の歪を最小限にしたい。

たとえば・・・
ヘッド/ブロック温度によってバルタイが変わるって知っていましたか???

でも今の日本の法律の排ガス規制では、水温は上がる一方。

相反することをするのであるからして、これは難しい問題。


マフラーも一緒。

パワーは欲しい。

でも静かにしたい。

ほんと相反することです。


でも・・・
一生懸命頑張れば、トンでもない技術が生まれるのも事実。

だから技術革新って言葉がある。



意味を返せば。。。


今までの非常識が常識になってしまうぐらい変わる。

これが技術なんだろうねぇ~



でも温故知新って言葉もあるぞい(笑)


基本は変わらないってが?(爆)

 

 

~みんカラ復活Blog~