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☆ 費用対効果を考える! ☆



これ↑

うちではお馴染みの定番サーキット車両ですね。

そう! FD2タイプR


このシビックタイプRは、現行モデルのため、これから施行される加速時騒音規制に
対応するために吸気音量の制限のため、ハンパなく大きいレゾネーターがついています。

これを撤去するだけでも、吸気抵抗がなくなり、レスポンスが良くなります。

その分、吸気音量は大きくなりますが、現状の法律では規制はありません。

なので、撤去しても大丈夫という認識から、いろんなところから
撤去するモノが販売されています。

っが、どれもいい金額をしています(笑)


じゃ~純正レゾネーターを外すだけでいいじゃんってなりますが、

純正レゾネーターは、エアクリBOXまで繋がっていて、
撤去してしまうと、思いっきりラジエーターの熱を吸ってパワーダウンします。

じゃ~どうすんべ?

という訳でいろんなメーカーさんからサクションが販売されているんですね。



でもよく考えてみると、どれもレイアウトは純正と同じ。

結局は、フロントタイヤ前側のインナーフェンダー内側を通ります。

結果、その部分は潰れた細い形状になってしまいます。

なので、いくら入り口を大きくしても、その先はすぼんでいるんですね。


そしていろんな製品を見てみると・・・

どれもがFRP製品。

造形のしやすさでは、やはりFRPがいいでしょう。


でも、この前のブログにも書きましたが・・・
気体がパイプの中を通過するときには、一番外側の面に沿って流れるんですね。

これは吸気も排気も同じです。

こうなるとFRPの整形品では外側は綺麗に整形されていますが、
内側の面は・・・樹脂とマット/クロスでデコボコです。。。

そうなると、面に沿って流れる気体は、面の抵抗によって流速は落ちてしまいます。

またFRPの場合、強度を出すために何プライ(重ねる)をしますが、
そうすると、更に中の容積が減ってしまいます。


面白話では・・・

S2000のお客様で、エアクリBOXに導くFRPのダクトを装着していましたが、
いかんせん形状が悪く潰れたFRP製で、多分外した方が速くなるよと伝えたところ
3速から上が確実に速くなったとかで・・・

なので、こういう話もあるんですね。


となると、この部分は純正のプラスチックパーツを流用すれば、中はツルツルの整形品

絞りも最低限で一番太いサクションが出来てしまうんですね。

それが上の画像です。


またサクションの長さが最低限の一番短い長さで吸気抵抗がなくなり
ラジエーター脇jから冷えたフレッシュエアーを取り入れることが出来ます。


こういう安上がりなチューニングがあってもいいんじゃないでしょうか。。。

これならお店でやっても、バンパーの脱着代費用ぐらいで出来ちゃいますから。

うちはこれをベースにレゾネーターを加工して作っています。
本当はエアクリのフィルターがなければ、ファンネル形状にするのですが。。。(笑)


もしFRPの整形品の方が、確実にパワーが上がったテスト結果などがあれば、
是非、比較対照してみてはどうでしょう。
(お客さん同士でやってみてください。 会社同士では公平なテストが出来ません)

チューニングってお金をかければいいのではなくて、いかに限られた条件で、
抑えた費用で結果を出すのもチューニングだと思います。


うちでは、これをお財布のチューニングと呼んでいます。

いかに費用に対して効果があるかどうか???



もし本気で、おいらがサクションを考えるのであれば、前からよく言ってますが、
バッテリーを移動して、真っ直ぐなダイレクトサクションキットがいいですね。

夢は尽きませんね。



独り言。。。

うちでラジエーター/マフラーをサポートさせていただいているお客様(B20B/310PS)の
SHOPさんでは、ついにFD2が2Lのまま300PS仕様(ダイノ測定)が出来た模様。。。

やっぱり本気の裏チューニングSHOPさんたちはスゴイですね。
もう雑誌などの表組とは全くレベルが違いすぎます。。。

香港で走っているFD2もイケイケな仕様ですしね。