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☆ ほじほじ ちぅ ☆



我が社では。。。

定番のタービン加工だす。


基本的に。。。

おいらの方針は?


タイヤの空気圧とブースト圧

どっちが高い方がいい?


っとお客さんに聞くのが普通になっておりやす。


なので、普通にMAXでと言われると、、、

必然的に排圧を逃がさないといけないので、ほじほじしやす(笑)


たーだ これだけでないんですけど。

昔は鋳物のマニも排圧を揃えるために、結構いろんなことやりました。

等長マニがある今では無駄な努力ですが。。。


かけるブーストとカムによって、排圧が大きく変わってくるので、
ほじほじする仕方がだいぶ変わってきます。


例えば

先日のうちのエビス爆走祭り

TD06&カムのSR20と。。。
おいらが、ほじほじしたお客さんのS14タービンブーストアップ&カム

シャシダイ上でのパワー差はかなりあると思いますが、

実際にサーキットアタックをすると実走でのタイムは、そんなには変わらん(笑)

ヘタしたらこっちの方が早いのか???


TD06タービン&カムも某SHOPさんのブログで紹介されているくらい
ダイノパックでセッティングして馬力がスゴイみたい。

でも実際に全開アタックをしてみると???




うちが新しい本社を建てている時に、何回シャシダイの営業さんが来たことか(笑)

ダイノの営業さんももちろんお話しました。


っで。。。


シャシダイだけで最終的にセッティングが出せるのか?とう話に。

すぐに帰ってきた答えは。。。NO

いかんせんダイノの営業さん 外人だしー



最後は実走でつめないと結果が出ないそうです。

確かにダイノだと全回転域で高負荷設定できるのでCPUマップ作るのは楽ですよね。

固定点火時期からはじめて、燃料と点火がすぐに出せるので。



でも実際の走行時の負荷

コレはやっぱり走らんと無理です。



例えばファイナル変えただけでも突っ込んだ現車セッティングでは点火は変わります。

オイラの元嫁さんS14もファイナル変えただけでも点火で2度違った。

点火が2度違うと、燃料の飲むスピードも変わってくるので
それに伴い燃料も変わる。

コンぐらい厳密にセットしているからころ、あれだけ速くなったんですね。



SR20って点火時期を追い込むのが本当に大変です。

ヘタしたらすぐにノックの嵐(笑)


よくSRでピストンを溶かすとこありますが、点火を追い込めないから

点火を低く設定してノック対策しているつもりが、
高水温、吸気温度上昇時の補正が出来ておらず、

実際に走ると排気温度ばかりが上昇して結果4発ともトロトロに(笑)

ある程度適正値まで追い込まないとダメです。



よく壊れるのがイヤだからといって、やたらめったら燃料濃いところもありますよね。

確かに濃いとノックは出ませんが、逆にガソリン希釈でシリンダーの油膜保持が出来なくなり
シリンダーにキズが入り圧縮低下を起します。

圧縮が落ちる時点でノックで棚落ちするのと結果は変わらん(笑)

RB26やっていたときなんて、薄くても濃くても全く話になりませんでした。

やっぱり適正な数値があるんです。


ちなみによく失火するから点火系のチューニングをするとこともありますが、

今の車両ではよっぽど高回転を回さない限り失火はしません。

適正な1次電圧があれば十分昇圧されて火が飛びます。


ではなぜ? 失火するのか?


多くの原因は、普通のSHOPさんが使っているA/F計ではレスポンスが悪いため
実際の正確な数値を計測できていないんですね。
(おいらなんて毎回買うAF計の値段が倍にドンドンなっていきます)

だから一瞬燃料が濃く噴射された時のカブリが、そのまま引きづるために
失火として判断されてしまうんです。

なので、正確には燃料が濃すぎてカブっているだけ。

失火したのではなく失火させたんですね。


でもこのときのAFが普通の計器では測定されないためロガー上に現れないんです。

一回失火すると、カブリが取れるまで時間が必要なので。


じゃなぜ? 濃く出してしまうのか?

加速の踏み返しなどでは、負荷がかかるために加速増量というのがあります。
キャブでいう加速ポンプです。

その時燃料が薄いとノックがバリバリ発生するんですね。

燃料ポンプ不良の時の燃圧の立ち遅れと同じです。


なので、この部分が濃く出るのですが、この部分が濃すぎるために
失火のような症状が出てしまいます。

この部分をいかに攻略するかが決めてですね。

オイラも散々苦労しました。

ロガーのグラフを何回細かくしたことか(笑)



この加速時のシフトアップの時とかはシャシダイでは無理ですよね。

500PS以上出ていたら、シフトアップの振動で車が暴れます。

ぶっちゃけ実馬力の600PSオーバー(ツインターボ)のGT-Rでさえ
4速から5速にシフトアップする時にラジアルなら軽くホイルスピンします(笑)

怖いですねぇ~

失敗するとこうなります ↓






だから、オイラは実走行でセッティングするんです。

細かい負荷が調整できるので。

そんでもってお客さんが希望であれば富士でもセッティングしています。


ドリ車も全開セッティング終了後、実際にドリフトしながら、
アクセルのツキに合わしてセッティングします。

だからドリ車も乗りやすくなるんですね。

最近、オイラのセッティングしたドリ車がエキスパートクラスで表彰台常連メンバーになっていました。

ドリ天みると、あの人が出ていますよ♪



たーだセッティングしていて一番つまらないのは。。。

ノーマルラジエーター。。。


GT-Rに多いですが、一回全開しただで水温90℃オーバー。

こんなんじゃキチンとしたセッティングは詰められないし、

詰めたとしてもオーバーヒート対策の高水温補正を早めに入れるようになるので
ぶっちゃけ補正燃調になるので、面白くない。

結果、えらい燃料が濃いような印象になります。

事実は、元の燃料が濃いのではなくてオーバーヒートするから濃くなる(笑)


セッティングすることによってパワーが出るのだから、温度管理には手を抜かずにどうぞ。

温度管理を甘く見ると痛い目にあいます(笑)