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☆ サーモスタットのお話 ☆



連日。。。

毎週。。。

常連さんから見れば。。。

FD2だらけです(笑)




ほぼ毎週、なんかしらの作業が(爆)

ここ最近のホンダ車の作業ではFD2がダントツのトップ

次がS2000といった感じでしょうか???




ところで、何気にあまり気にされていないパーツに

ローテンプサーモスタットというものがあります。


サーキットを走るなら、必ず必要になるパーツです。

普通にたくさん売っています。。。




よくサーモ変えても、設定温度が変わるだけで、ラジエーターの容量は
一緒だから、変える意味がないという昔堅気な人たちもいますが、

ラジエーターの冷却性能は、簡単に言えば・・・足し算と引き算(笑)

言い方を変えれば・・・

熱の吸収と放熱

コレのバランス。


考えれば、おのずとローテンプサーモが必要になる理由は分かりますね。


また、これ以外に絶妙の開弁温度による水温の適正化。

詳しく言えばシリンダー温度とピストンの温度の関係。

このために、わざわざ大手メーカーでローテンプサーモが設定されているんです。

またあくまで、温度を管理する弁

なので、ヒーターも問題なく今まで通り使えます。



以上
ここまでが通常車両でのローテンプサーモの効能。

こっかからは・・・

大容量アルミラジエーターを付けた場合。。。


冷えるラジエーターを付けると・・・

当たり前だけど、良く冷える(笑)

でも、バルブの開閉時に冷たい冷却水が一気に入ってしまうので水温のハンチングが起きやすい。


なので・・・

当社ではFD2のサーモをはじめ、サーキットマシンでは全てのバルブを追加加工することによって、
バルブの追従性スピードを上げて、水温の安定化を目的とした加工バージョンを販売しています。

こうすることにより、限りなく理想の水温域での温度安定性が抜群に良くなります。

同じ効果をもたらす世界特許加工もありますが、これはまだまだで、

コレの上をイク加工をサーキット用として、ずいぶん前から販売しています。


どうせやるなら、とことんやりたい性分なので(大笑)




FD2なら、こうやって分解して加工します。

非分解サーモもキチンとバルブ加工していますよ。


ただ単に、穴を開けるような大昔のチューニングはしていません。

あくまでバルブの開閉に伴う水量チューニング!


何をするにも理由があって、結果が出ないと意味がありません。

これが市販品との違いですねぇ~


それと別件ですが、冷えるアルミラジエーターになればなるほど、
市販車のノーマルサーモではオーバーヒートしやすくなるという事実を知っていましたか?

この事実があるから、未だに真鍮/銅のラジエーターが販売されているんですね。


いくら冷えるラジエーターでも・・・
組み合わせを間違えると逆効果です(笑)



ですので、キチンと説明が出来る安心できるお店を探してみてください。




じぇんじぇん関係ないですが。。。

更に冷えるバージョンのラジエーターコアを開発ちゅう♪

コアを作っちゃうってスゴイ事ですよね。



ちなみに、コレはレース向けですので、通常の車両は今までのコアでOKだす!

とりあえず、トコトン上も狙ってみようと思います(笑)