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ウォーターポンププーリーとは なんぞや???

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よく聞く

ウォーターポンププーリ

って何?



という事で、たまたま交換作業が入ったので

画像をアップ。


SR20用の大径ウォーターポンププーリー

もちろん、うちで売っているヤツ。


見てのとおり、かなり大きい。

径が、かなりデカイ。


ヤフオクのちびっちしか変わらないプーリとは、

じぇんじぇん違う。




よくラジエーターを変えれば、冷えると思っている人が多いなか。

実はラジエーターを変えると、逆に水温が上がる場合がある。


基本的に、冷却水の水の流れるスピードは、
このウォーターポンププーリーの大きさによって決まる。

なので、純正プーリーは街乗りから高速走行に合わして、
最適な径の設定をしている。
(逆にサーキットのことは、あまり考えていない)

このプーリーの大きさを変えることでポンプの回転スピードが変わり、
水の流れるスピードが変わる。

ちなみに一定のスピードではない。
エンジンの回転数に比例する。


このときに、大きい容量のラジエーターに交換する。

コアの容量が大きいから、
冷却水のコアチューブも必然的に・・・太くなる。



そうするとどうだろう?

今までと同じスピードで回っていた冷却水も、

チューブが太くなり水の抵抗が減ったラジエーターでは、

今まで以上に水のスピードが早くなる。

これは当たり前のこと。

抵抗物が減るのだから。

そうすると、根本的にコアの冷却水の通過スピードが早くなるので、

実際には風に当たっている時間が短くなる

結果、水温が冷えない。


大容量ラジエーターの場合、エンジン回転数の低い時の水の流れが、
そもそも遅いときは、確かに大容量ラジエーターなので、

よく冷える。

っが!


サーキットなどの高回転全開の場合、

ガンガンエンジンを回すと、ポンププーリーのスピードも上がるが、
実際には抵抗が少ない分、更にラジエーター内部の通過スピードが上がる

なので、高回転の全開では、風に当たる時間が少ないので、
水温が一気に上がる。

そしてスピードが速いのでキャビだらけ

こういう経験はしたことない?

ラジエーター変えたのに水温が上がっちゃう。。。


なので、うちのラジエーターは水流速コントロールという手法と
コアの通過距離を変えたりして対策している。
 

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ただ手っ取り早いのは、そもそものポンプの回転数を落とせば、
簡単に水の流れるスピードも落ちる。

だから、こういう大径プーリが出ているんですね。


ちなみに新車でもスポーツカーは純正で、
プーリーの大きさ変えているのも、たくさんありまっせ。

それだけメーカーも気にしている。


でも、ちょっと大きくしたぐらいなら、正直あんまり変わらない。


やるなら体感できるぐらいがいいかな。



ちなみに、根本的な冷却性能は、
やはりラジエーターの性能次第でつ。


また使うクーラントの・・・

熱の吸収スピード
熱の放熱スピード


によってもかなり変わってきます。

うちでやってるスポーツクーラントなんかも、

アルファードの純正ラジエーターぐらいだったら、クーラント変えるだけでも
じぇんじぇん水温が、純正クーラントとは変わってくる。

ほんとデジタルの水温計が付いていると良く分かる(笑)
 

 

 

~みんカラ復活Blog~